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ニュース&トピックス2015

報道関係者各位
プレスリリース(報道資料)

2015年5月21日4.9GHz帯長距離無線LANバックホール機能付きWi-Fiアクセスポイントを開発
~耐災害性に優れ、1:4マルチポイント伝送で機器コストを削減~

※1:当社比

日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区九段南4-7-15、代表取締役社長:岩本眞)は、この度、4.9GHz帯を利用した1対4のバックホールマルチポイント伝送機能と、2.4GHz帯の広域Wi-Fiアクセスポイントを一筐体で可能にした「FalconWAVE4.9G Wi-Fiプラス」を開発しました。

図1 FalconWAVE4.9G-Wi-Fiプラス

図1 FalconWAVE4.9G-Wi-Fiプラス

図2 利用イメージ

図2 利用イメージ

プロダクトの概要

従来、インターネット網が整備されていない地域にWi-Fi環境を整備するには、光有線回線の敷設または無線によるバックホール回線で基幹通信部分を構築する必要がありました。光回線を敷設すると高価なうえ工事期間も長く、災害発生時や強雨などで回線が途絶することがあり、無線を利用した場合には、バックホール用の中継伝送機器とWi-Fiエリア化に必要なアクセスポイント機器がそれぞれ必要などの課題がありました。

本システムは、長距離安定通信には定評のある4.9GHz帯を利用した“FalconWAVE4.9G-MP”に、屋外向け広域Wi-Fiエリアに対応する2.4GHz帯アクセスポイント機能を搭載した長距離無線LANネットワークシステムです。複数の機材を設置・設定することなく拠点間を広域Wi-Fiエリア化できるうえ、スター方式で複数の地点を結べるので、通常運用のほか大規模災害発生時の拠点間インフラ整備や避難所Wi-Fiエリア化などでの運用に適した構成となっています。

図3.機器構成の比較

図3 機器構成の比較

特長

1. 1:4のバックホールマルチポイント伝送と広域Wi-Fiアクセスポイント機能が一体化

電波干渉が少なく、高品質で長距離伝送可能な4.9GHz帯バックホール機能と、広域Wi-Fiエリア化を可能にする2.4GHz帯アクセスポイントを一筐体に搭載することにより、複雑な設置・設定をすることなく簡易設置が可能です。また、親機1台に子機4台までのデータ通信ができるマルチポイント通信方式で、最長16km離れた拠点間を効率的に運用でき、さらに親機1台に子機1台のポイント トゥ ポイントでは、最大30km離れた拠点に広域Wi-Fiエリアの構築が可能です。

2. アダプティブ・ビームフォーミング技術により1kmの範囲を広域Wi-Fiエリア化

アダプティブビームフォーミング技術(注1)とDoAマスク機能(注2)により、最長1kmの広域をWi-Fiエリア化できます。16本のビームフォーム(水平方向120°垂直方向46°)で特定の方向へ集中して電波を送受信し高ノイズを回避することによりエネルギー効率が向上し、長距離かつ広範囲をカバーできるWi-Fi通信が可能です。

図4 ビームフォーミング機能イメージ

図4 ビームフォーミング機能イメージ

3. 災害に強く、設置も簡易

4.9GHzの高利得アンテナ(19.5dBi)とMIMO機能(注3)により、最長30kmで7Mbpsの長距離広域帯伝送が可能です。小型高利得アンテナ(17cm×17cm)は、水平および垂直の指向特性半値角17°により、簡易な方向調整で設置が可能です。また、地震や台風などでアンテナの向きが多少ずれても通信が途切れにくく、激しい雷雨時でも通信が途絶することなく無線伝送できます。

伝搬実験による実証

日本電業工作株式会社 坂戸事業所のネットワークを利用して、16km離れた地点に4.9GHz帯でバックホール伝送し、Wi-Fiエリア化しました。エリア内ではインターネット接続やスマートフォンを利用したLINE通信などのネットワーク通信を確認しました。

図5 実験構成

図5 実験構成

▪︎「FalconWAVE4.9G Wi-Fiプラス」製品ページ URL:http://www.den-gyo.com/solution/solution03_c_h.html

今後の予定

本製品は5月27日(水)より東京ビッグサイトにて開催される「ワイヤレスジャパン 2015」に出展いたします。

(注1)指向性アンテナを使用し、16本のビームフォーム(合計120°)を特定方向へ集中して電波を送受信します。従来のアクセスポイントに比べて、安定・広域通信が可能です。

(注2)ビームフォームをDoA: Destination of Arrival (電波の到着方向) と呼ばれる16方向性で管理し、DoAを制限することで、狭範囲にのみビームを出す機能です。高ノイズ源となる方向への電波放出を制限することで、通信速度が向上します。なお、DoAマスクは受信と送信両方に対して有効です。

(注3)異なるデータを複数のアンテナで同時に送受信できる技術。大容量のデータを安定して高速通信できます。

<日本電業工作(DENGYO)について>

1947年の創立以来、日本の通信事業発展に貢献し、通信インフラの実現を支える技術・製品を数多く創出してきました。アンテナ・フィルタといったコアビジネスの研究開発はもとより、中長期的な革新技術の創出にも積極的に取り組んでいます。資本金:3億3,000万円、売上高:142億円、従業員数:253名(2014年3月期)。

<本件に関するお問い合わせ先>

日本電業工作株式会社(DENGYO) 担当:マーケティング室
住所:東京都千代田区九段南4-7-15
e-mail:Marketing@den-gyo.com URL: http://www.den-gyo.com/

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