報道関係者各位
プレスリリース(報道資料)

2015.09.29
ニュースリリース

ワイヤレスを活用した予知防犯対策工場をモデル化 ~ダブルセキュリティで侵入を防ぐ効率的な外周対策が実現~

日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区九段南4-7-15、代表取締役社長:瀬川純、以下DENGYO)はこの度、日本防犯学校の梅本正行学長監修のもと、これまで培ってきたワイヤレス技術をセンサやカメラと組み合せて、埼玉県坂戸市の自社工場を予知防犯監視ソリューションとしてモデル化しました。

昨今、大規模な施設や工場などでは自動警備システムの導入により無人化警備を行っている企業が多くなってきています。しかしながら最近の犯罪手口は巧妙化し監視システムの盲点を突く犯罪が起こっており、工場から数トンもの鉄材が盗まれたり、ソーラーパネルがトラック数台分盗まれるなど、防犯対策に対する重要度、システム見直しの意識が高まっています。

▪︎製品ページ URL:https://solutions.den-gyo.com/products/

ソリューション概要

DENGYOが発表した予知防犯監視ソリューションは犯罪を予知予測し、対策を講じるためのもので、この予知防犯モデル工場の考え方は大きく分けて3つの基本コンセプトから成り立っています。

図1.予知防犯監視ソリューション

図1.予知防犯監視ソリューション

1. 犯罪者を寄せ付けない

悪戯や窃盗を行うような者は行き当りばったりで衝動的に窃盗を起こすのではなく、ほとんどの場合は入念に下見をして行動を起こすのが一般的です。また窃盗団のような集団は必ず下見を行い、セキュリティの弱い部分を狙って侵入してきます。DENGYOではシンボリックな防犯カメラ照明灯や赤外線センサなどをあえて露出させ、不法侵入者に威圧感を与えることにより防御を行っています。

2. 侵入をいち早く検知

セキュリティで弱点と思われる部分は監視カメラや赤外線センサで監視します。侵入があった場合にはいち早く検知するとともに、その状況を監視カメラで撮影しインターネットを経由して関係者に侵入時のスナップ写真がメール配信されます。監視カメラは24時間常時録画され警備室などでモニタリングされているので、関係者はインターネット経由でいつでも監視カメラの映像や監視カメラの制御を行うことができます。

3. 目的行動を行わせない。

赤外線センサや監視カメラなど侵入を検知した場合には、侵入者に対して赤色灯や音声などを用いて威嚇するとともに既に侵入が検知されている状況を自覚させて、目的行動を行わせないように撃退します。
※なお警察への通報は侵入時のスナップ写真やライブ映像の確認により迅速に行えるようになります。

ソリューション詳細

■ 防犯カメラ照明灯による入口ゲート監視

シンボリックな防犯カメラ照明灯は、ソーラーパネルによる完全自立運用が可能で、通常時は車両や人物の監視を行うことができるシステムです。また長距離無線LANを利用して監視カメラ映像や各種センサデータをリアルタイムで無線伝送し、離れた場所にある監視ルームにて周辺の状況を常時監視することができます。これにより、従来の守衛棟が入口付近にあり守衛員が常駐しているのと同じ機能が無人で実現することができます。またオプションによりWi-Fiアクセスポイントとして周辺を数百メートル単位でエリア化することもできます。

■ 赤外線センサとマルチカメラ監視miniとのダブルセキュリティによる外周監視

赤外線センサとカメラ一体型無線装置により外周からの侵入の検知とカメラ撮影、威嚇行動(照明・赤色灯の点灯・音声による威嚇)や遠隔地への無線による発報など、一連のシステムで安易に構成することができます。監視カメラは、センサが反応した場所に瞬時にオートフォーカスする機能を持っているため、平常時には人や車がある駐車場に画角を向けて悪戯を監視、緊急時には人通りの少ない不審者侵入エリアの撮影と1台2役の効率的な監視ができます。また、低消費電力での運用が可能なため、ソーラーパネルを利用した完全自立運用で簡単構築ができるシステムです。

図2.ダブルセキュリティ イメージ

図2.ダブルセキュリティ イメージ

今後の展開

9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催される「フードセーフティジャパン 2015」で、坂戸事業所からのライブ 映像ならびに製品の展示を行います。

また、今後は「マルチカメラ監視 mini」の監視カメラ映像を利用した入退場管理、例えば「人物の顔認証システム」や「車 両ナンバー検知システム」などとの連動による不審者・不審車両の特定など、大型施設ならびに工場セキュリティシステムとし て予知防犯分野への製品展開を予定しています。