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プレスリリース(報道資料)

2016.07.19
ニュースリリース

高性能版長距離無線LANシステム「FalconWAVE®-FAST」を開発 180Mbpsの大容量高速通信と時速100Kmでの高速移動ローミング通信が実現

日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区九段南4-7-15、代表取締役社長:瀬川純、以下 DENGYO)はこの度、大容量・高速通信を可能にした高性能版「FalconWAVE4.9G-FAST」を開発しました。

4.9GHz帯を利用した無線LAN通信で、実測180Mbps以上※1の通信が可能となり、メッシュ機能による柔軟な高速ローミング通信が実現します。

※1)実証実験データによる

▪︎製品詳細URL:https://solutions.den-gyo.com/products/

製品の概要

図1.FalconWAVE4.9G-FAST外観

図1.FalconWAVE4.9G-FAST外観

FalconWAVE4.9G-FAST は安定した長距離無線通信を可能にする4.9GHz帯と2.4GHz帯アクセスポイント機能を同一筐体に内蔵した長距離無線LANシステムです。4.9GHz帯は従来、基幹中継回線として利用される周波数帯に比べて干渉が少なく悪天候にも強いため、主に自治体などの防災無線の他、民放各社の放送用バックアップ回線、大手企業の専用回線など安定した通信を希望されるユーザーに利用されています。

DENGYOが開発したFalconWAVE4.9G-FASTは、実測850mで180Mbpsと大容量の拠点間無線通信と2.4GHz帯を利用した屋外用の公衆無線LANアクセスポイント機能を1台で運用することができます。また、従来の無線LANの課題となっていた、ローミング時の通信断を解消、メッシュ機能を基に時速100kmで高速移動する移動体(自動車・鉄道車両)とのローミング通信をも可能にするシステムなので、移動車両内に搭載された監視カメラ、観測機器などのデータ通信が可能となります。

製品の特長

1. 大容量・高性能MIMO通信
4.9GHz帯では従来比5倍※2となる大容量通信を実現しており、最大データレート300Mbpsの2x2MIMOに対応(Multiple Input Multiple Output)、最大256端末の同時接続が可能となります。
DENGYOの小型・高利得アンテナと組み合わせることにより、実測距離850mにおいて2スロット2ch利用時180Mbps、2スロット1ch利用時90Mbps※3を実現しています。

2. 強固なセキュリティ
不法侵入やセキュリティ攻撃に対して、専用モードによる強固な境界セキュリティに対応しているため、不正APを検知します。

3. 高速ローミング通信
強力なメッシュネットワーク機能により時速100kmで移動する移動体でも高速ローミングでの通信が可能となります。

4. 広角・高利得アンテナ
従来4.9GHz帯アンテナに比べて約3倍※2の広角50度アンテナを採用することで、広域エリアにおける複数拠点との1対N通信を実現します。

 

※2)当社製品比較による
※3)当社製19.5dBi平面アンテナ利用時

図2.4.9GHz帯2×2MIMO利用イメージ

図2.4.9GHz帯2×2MIMO利用イメージ

図3.4.9GHz帯広角アンテナ

図3.4.9GHz帯広角アンテナ

<高速ローミング伝送フィールドトライアル結果>

図4.フィールドトライアル結果

図4.フィールドトライアル結果

適用領域

自動車・鉄道車両などの移動体との計測データ通信、無人施工車両通信などの高速・大容量のデータ通信や公衆Wi-Fi構築での快適なサービス提供など、さまざまなニーズに対応します。

今後の予定

2016年7月20日(水)~22日(金)、東京ビッグサイトにて開催される「インバウンド・ジャパン2016」にて実機を展示いたします。