トップ > 安心安全・環境向け ソリューション製品 > FalconWAVE®長距離無線LANシステム > 長距離Wi-Fi情報室 > 観光・防災Wi-Fi情報ステーション構成法

FalconWAVE®長距離無線LANシステム

観光・防災Wi-Fiステーション導入事例 長野県小谷村役場様おくだけWi-Fi

観光・防災Wi-Fi情報ステーション構成法

ICT、特にWi-Fiなどのワイヤレス技術の進展は著しく、安心して暮らせる街、外国人にも便利な環境の実現に向けて、ICTをパッケージ化して実社会に適用することが求められている状況にあります。
増加するインバウンド需要のため、外国人旅行者の移動しやすい環境づくりが喫緊の課題となっています。
訪日外国人にとって日本滞在中にあると便利な情報は、「無料Wi-Fi」(47%)が1位です(観光庁「訪日外国人消費動向調査:平成26年6月30日)。
観光拠点では、移動環境に適したWi-Fiにより、訪日外国人等、観光客の利便性の向上が求められています。
また、東日本大震災などの災害時の経験を踏まえると、固定電話や携帯電話のトラフィックが集中して回線が利用できない場合では、公衆無線LAN等を通じてインターネットにアクセスすることにより、災害情報等を効果的に受発信することが重要となっています。防災拠点では、耐災害性の高いWi-Fiにより、来訪者や住民の災害時の安全の確保が求められています。

以下に、①観光、②防災、③両方の目的への推奨する構成法をご紹介します。

① 観光向けWi-Fi情報ステーション

国内外からの観光客の増加から、都市部だけに限らず、歴史的建物や公園、自然地域でもネット環境の必要性や観光地情報・周辺情報の配信が求められています。さらに総務省の「Wi-Fiステーション整備事業」は観光目的のWi-Fi環境整備も対象です。
景観を損ねず、また大掛かりな配線工事をせずに通信網を構築する上で、無線LANによる環境整備が始まっています。

目的
  • 観光地などに設置し、観光客へネット環境を提供する
  • 観光地などに設置し、観光客への観光地情報や周辺情報を提供する
  • カメラを併せて設置することにより観光地の状況把握や風景配信をする

などがあります。

システム導入のための主な要件
  • Wi-Fiエリアの構築が可能なこと
  • 観光地の景観やデザインを損なわない外観であること
  • 自然公園や重要施設などの施工困難箇所への設置が可能なこと
構成例
ワイヤレス照明灯

ワイヤレス照明灯

1. ワイヤレス照明灯(Wi-Fi、IPカメラ)

外観重視、自立電源での運用が可能

2. FalconWAVE4.9GWi-Fiプラス+IPカメラ

大容量重視、建物屋上での設置利用に適する

観光地において景観を損ねない外観であることは非常に重要な要素です。また、自然公園など、施工に制限がかかる場所においては、設置が簡易であることが重要です。
その条件において、ワイヤレス照明灯は景観を損ねることなく設置することができ、また無線かつ省電力で運用することが可能なため、通信配線や電源配線工事不要の自立電源型無線システムとして運用することが可能です。
また、簡易性よりも大容量Wi-Fi環境を重視する場合には、FalconWAVE4.9GWi-Fiプラスを導入することにより、基幹中継回線と大容量Wi-Fiサービスを1つの筐体で実現できるため、最小限の工事で安定したWi-Fi環境を構築することができます。
この場合は消費電力が大きくなるため自立電源は厳しく、商用電源使用を推奨しますが、特に建物の屋上や中段庇や壁面を活用できる場合には景観を損ねることへの影響を軽減できるため最適な構成法と言えます。
さらにどちらのシステムでもIPカメラを設置することで、Wi-Fiに加えて遠隔からの映像監視を行うことも可能です。

② 防災向けWi-Fi情報ステーション

災害発生初期には、商用電源の断絶や、固定電話、携帯電話などの通信手段の断絶は十分起こりえます。各電力会社や通信会社は災害対策を施し、最優先で復旧作業を進めますが、やはりある程度の通信断絶時間はあると考えたほうが良いのが現状です。

目的
  • 停電や通信回線断が想定される災害発生時の特に発生初期に、拠点間(対策室となる市庁舎と避難所間などで)の通信手段となること
  • 避難者が必要な情報を受け取れる情報ステーションとなること
  • 対策本部が避難場所などの状況を把握するための映像伝送手段となること
  • (回線に余裕があれば)利用者がネットワークにアクセスする通信手段になること

などがあります。

システム導入のための主な要件
  • 無線回線の安定性が良いこと
  • 自立電源での運用が一定時間出来ること
  • 回線の阻害要因や干渉波の影響が少ないこと
  • 長距離中継回線の構築が可能、施工が容易であること
構成例
1. FalconWAVE4.9GWi-Fiプラス(IPカメラ)

安定性重視、都市部での利用に適する

2. FalconWAVE2.4G、又はワイヤレス照明灯(Wi-Fi、IPカメラ)

運用時間重視、郊外都市での利用に適する

4.9GHz帯は、安定して且つ停波しない帯域(5.6GHz帯はレーダー干渉により停波し、2.4GHz帯は干渉が多い)であり、MIMO方式も採用していることから、安定性が求められる防災用に最適です。
但し、FalconWAVE4.9Gは、自立電源のみでの数日間の長時間運用は難しいことから、商用電源のバックアップが弱い郊外都市や支線回線では、省電力のFalconWAVE2.4G(又はワイヤレス照明灯)を用いた運用時間重視の構成が有効です。
さらに、回線容量に余裕がある場合には、IPカメラを設置することにより現地映像を確認することも可能です。

③観光、防災 両方で使用する場合

通常時を観光用に設定し、災害時に切り替え可能なシステムを構築することで、より効果的かつ有効にWi-Fi環境を利用することができます。設置する場所によって、観光用・災害用双方に適した構成にすることで、よりエンドユーザーに配慮した通信環境を実現します。

目的

災害時の緊急用として構築したシステムを、観光Wi-Fiとして普段使用することにより、休眠しがちな災害時用システムを無駄なく有効活用することが可能です。

システム導入のための主な要件
  • 観光地と避難所を跨いだWi-Fiエリアの構築が可能なこと
  • 観光Wi-Fiから防災Wi-Fiへの切り替えが可能かつ干渉波を受けにくいこと
  • 安定性は防災Wi-Fiを想定したレベルで構築すること
構成例
1. FalconWAVE4.9GWi-Fiプラス、IPカメラ

安定性重視。少なくとも基幹回線は4.9G。必要により冗長化を実施する

2. ワイヤレス照明灯(Wi-Fi、IPカメラ)

外観を重視。観光地でWi-Fiエリアを構築。基幹回線でなく末端でWi-Fiエリア構築用に使用する

2015年12月には、国内初となる国立公園における公衆無線LAN環境の整備として、中部山岳国立公園栂池自然園(長野県北安曇郡小谷村)に太陽光発電のみで完全自立運用が可能な観光・防災Wi -Fiステーションを開通しました。

栂池ビジターセンター設置写真

栂池ビジターセンター設置写真

栂池自然園内には主として「FalconWAVE2.4G」を設置し、Wi-Fiエリアを構築しました。また、各アクセスポイントには監視カメラも搭載しています。

栂池自然園ビュースポット設置の観光・防災Wi-Fiステーション

栂池自然園ビュースポット設置の観光・防災Wi-Fiステーション

本システムは、太陽光パネルによる自立電源での運用のため、環境に配慮する必要のある場所でも配線等を気にすることなく設置ができます。
また基幹のバックホール回線には、村営光ファイバー網を利用して 小谷村付近の栂池体育館から山荘までの約6kmを中継する「FalconWAVE4.9G-MP 」を設置しています。
今後この事例により、年々増加する国内外観光客へのサービス向上が期待されるともに、災害時の通信インフラとして活用することができます。今後の観光地への観光・防災Wi-Fiステーションの事例として注目されています。

製品のお問い合わせ・資料請求
購入御見積もり、資料請求などお気軽にお問い合わせ
フォームにてお問い合わせください。
お問い合わせ
カタログダウンロード
ソリューション製品のカタログをPDF形式で
ダウンロードしていただけます。
カタログダウンロード

ページトップへ戻る